元花組男役のタソこと天真みちるさんの天真爛漫ショーVol.2に日帰り弾丸遠征で行ってきました。前回のVol.1（3/31）の時は、星組東京公演の千秋楽（3/24）後で私用と金欠とで参加できず、Vol.2は行くぞと思っていました。
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ただいまの天真みちるさん（@tenma.michiru.mixer )は、株式会社ミキサーに所属する会社員。自称：歌って踊れるサラリーマン。
比較的自由に動けるようで、宝塚阪急でのOGマルシェ（梓晴輝さんのダリアジェンヌ @dahliasienne.azusa_haruki）のお手伝いや、余興芸人として結婚式の余興に行ったりしている様子は見ていました。
会社員兼タレント扱いなのかな、（株）ミキサーの公式サイトで「タレント、声優、俳優、作家等のマネジメント事業（プロダクション名「ANDSTIR(アンドステア)」）を見つけて、ああ、これねって思っていたのですがががががが、.773（アンドステア）って？？（以下ry）。タソファンの友人と「ヲタ友は強いね、ヲタ友」とヒソヒソ言い合ったとかいないとか。
知人に聞いたら、（株）ミキサーは「comico」のプロデューサーだった吹田沙矢さんが立ち上げた会社で、「社長はできる人だよ」と教えてもらい、じゃあ、大丈夫ねというのはあります。
開催日は7/14のフランス革命記念日。タソのFC常連さんにはタンバリンが配られ、天真爛漫ショーVol.２は始まりました。
猛烈サラリーマンの一日を天真みちるがミュージカル化。流れる音楽は宝塚「ベルサイユのばら」のプロローグの替え歌。積み上げられたタスクの納期は明日！猛烈サラリーマンは獅子奮迅の働きでタスクと戦うが、明日まであと2時間となったところに流れるのはQueen「ボヘミアン・ラプソディ」の替え歌。
「ママ、うちに帰りたい」。うん、帰りたいね。
そしてサラリーマンの精神的自立を歌う、エリザベートから「私だけに」の替え歌。残された時間はあと5分！鳴るタンバリーン！
やたらめったら、面白かったです。完全フィクションだそうですけれどね、フィクション。好みの音楽を聞くと、鍵盤に向かって譜面を起こしたくなるという、タソの多才多芸ぶりが全面に出ていました。宝塚の曲にプラスして、今回QUEENの曲が多用されていたのは、映画「ボヘミアン・ラプソディ」にハマったからだそうです。わかるわー。
Vol.2の目玉は、『CASANOVA』で退団した、タソとべーちゃんこと桜咲彩花さんとの朗読劇。花組公演『金色の砂漠』（作・演出／上田 久美子）より、天真みちる演じるゴラーズと桜咲彩花演じるビルマーヤの会話で、進行する短いエピソード（天真みちる作）です。
『金色の砂漠』はトップ娘役だった花乃まりあさんの退団公演で、私も想い出深い公演です
王女タルハーミネ（花乃）の妹であるビルマーヤ王女（桜咲）と彼女付きの奴隷ジャー（芹香斗亜）、そしてビルマーヤの求婚者である近隣国の王ゴラーズ（天真）のエピソードは、身分や国同士の諍いという個人の思い通りにならない縛りの中で、それでもお互いを思いやろうとする人の温かみを醸し出していました。
私的には、奴隷少年ギィ（明日海りお）とタルハーミネが描く愛と憎しみの壮絶なアラベスクの中で、ゴラーズとビルマーヤのエピソードはオアシス的な存在でした。王女の求婚者たちや王女付きの奴隷たちの中で、結婚すると穏やかな家庭が作れそうなNO.1はゴラーズさん。
タソが台本を読み出すと声音と口調がゴラーズさんのものに切り替わり、一瞬にして砂漠の国にトリップ。べーちゃんのビルマーヤの穏やかな声も懐かしい。この朗読劇が出色の出来で、涙が出ました。
朗読劇の流れでタソが歌ってくれたのは、ゴラーズさんのイメージという「僕の願い（Out There）」（『ノートルダムの鐘』より）。私のゴラーズさんとカジモドのイメージは異なるのですが、タソはそういう思いで演じていたというのは伝わってきて、そう？そうなんだ？と唸ること仕切り。
「歌って踊れるサラリーマン・天真みちる」というジャンルの構築を目指して、苦闘するタソの姿を見ていると、七海ひろきとヲタ友以外の共通点があるんだろうなと思えてきました。
OGは仲良しの1個上さん（91期）である鳳真由さん（@ootorispecialpanic）と春花きららさん（@maiko_kirara）がいらしていて、真由Pちゃんは壇上に引っ張り出されていました。
終演後はお見送りもあって、タソとべーちゃんが送ってくれました。べーちゃんの天使の笑顔♡かわいかった。タソは次は大阪でも開催したいと考えていて、マイペースで続けていく意向のようです。東京と大阪でも開催してくれるとありがたいな☆
天真爛漫ショーでのランチ@如水会館
前菜のイベリコ豚の網焼きと柑橘系のソースが合っていて、美味しかった。季節柄が、柑橘系の酸味のきいたソースに引かれました。
- （前菜）スペイン産のイベリコ豚の網焼き
☆オレンジソース ミックスサラダ仕立て - （スープ）スープガスパチョ
- （魚）本鱒のポワレ 抹茶のクリームソース
- （デザート）淡雪仕立てのヨーグルトクリーム
☆シャーベットとフルーツを添えて - （カフェ）コーヒー