[Zuka] 雪組千秋楽/御用だぞ神妙に@ルパン三世

2月2日雪組大劇場公演『ルパン三世 ―王妃の首飾りを追え!―』『ファンシー・ガイ!』千秋楽おめでとうございました。雪組の皆様、スタッフの皆様、お疲れ様でした。お披露目公演大成功、おめでとう!!しばしの休養を!東京公演千秋楽のその日まで、公演を楽しんで過ごせますように。

そして、ともみん(夢乃 聖夏)、ほたて(帆風 成海)、るりるり(舞園 るり)、ご卒業おめでとうございます。幸せと楽しさと、明るい笑顔をありがとう。これからの人生にも幸多きことを、お祈り申し上げます。

夢乃 聖夏に演じられて、銭形警部はきっと幸せだと思う。

物語の中で作られた架空の人物に魂を込める。その人物の思考の道筋を辿り、行動を掘り下げ、我がものにして演じられると、そのあまりの同化ぶりの見事さに、今度は演じる役者の姿勢が浮き彫りになってくる。

役に向き合う真摯さ、舞台の成功のためにひたすらに演じる誠実さ、帽子とトレンチコートを着込んで突っ走る太陽のような率直な姿。

銭形マーチに乗って、銭形警部(夢乃聖夏)が駆け抜ける、フランス革命前後8年間は、彼が好敵手ルパン三世から託された重くて長い年月だ。ルパンは言った「頼んだぜ、とっつあん」。気軽に頼むな!(泣き笑い)。

銭形を慕う、近衛兵ジョルジュ(真那 春人)とアンリ(帆風 成海)に驚かれながらも、シトワイヤン・ゼニガタとなり、ロベスピエール(香綾 しずる)のもとに走り※、粛清の嵐に突っ込んでいく。全てはルパンを捕まえるためだ!(ほんとかよ、おい)。

そこに奇妙だけれど、絶大な、信頼関係がある。

かっこいい、夢乃聖夏は本気でかっこいい銭形警部だった。本物の銭形警部はあんなに、足が長くないと思うので、そこは違ったけれど(笑)。

千秋楽の挨拶で、早霧と笑い合うともみんが、可愛かった。東京公演も駆け抜けてください。

※(ロベスピエールと銭形で、「シトワイヤン」「ゆこーお!」って叫んでいたのは、あれはあのなんでしょうか。おまーじゅ!?)