4月16日(木)、緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大されました。
緊急事態宣言が出されたことについては、岡部信彦さん(川崎市健康安全研究所所長・元国立感染症研究所感染症情報センター室長)へのインタビューがわかりやすいです。
日常医療ではない体制を作るためには、緊急事態宣言のようなものは必要にならざるを得ない。
「劇薬を使ったからには最大限の効果を」 緊急事態宣言に感染症のスペシャリストが賛成した理由(バズフィード岩永直子)指揮者の井上道義さんと岡部さんの対談も面白い。砧公園で鳥の声がさえずる中での対談「のんちゃんとコロナ」(Youtube 配信)もおすすめ。
3月14日に施行された「改正新型インフルエンザ等対策特別措置法」
当初の対象地域は、東京都とその通勤圏(神奈川県、埼玉県、千葉県)、
16日には、7都府県に加え、感染者が増加している北海道や愛知県、京都府など6道府県を「特定警戒都道府県」に指定。
大型連休に向けて人の移動を最小化するために対象拡大が必要と判断したそうです。
欧米ではCOVID-19の広がりが著しく、感染症との戦いは長期戦の様相を呈しています。主要都市はロックダウンを延長し続けていて、フランス、イタリア、イギリスなどでは法律で外出禁止の措置をとり、違反者には罰金が科されるそうです。
日本での感染拡大を防止への対応
- 「海外で見られるような『都市封鎖』を行うものではなく」、
- 「必要な経済社会サービスは可能なかぎり維持しながら」、
- 「『密閉』、『密集』、『密接』の3つの密を防ぐことなどで」、
欧米に比べると人権や私権の制限が緩やかに思えますが、休業補償や給付が後手に回っているので批判も高い。16日には、「行動が制約されることになる全国すべての国民を対象に、一律一人あたり10万円給付を行う」との発表がされました。まだ詳細は検討中のようですが、続報が気になります。
対象地域が全国に拡大された緊急事態宣言。1ヶ月で解除可能?終わる?うーぬ。
とにかく日々の感染者数が減少に転じないと、
劇場が開かない。←そこか!
宝塚歌劇でさえ、2月27日から休演し、約2ヶ月。6月末までの公演は全て中止です。演劇やエンターテイメント業界は小規模事業者やフリーランスも多いので、休業がこれ以上続くと落ち込みが深刻になるでしょう。
劇場に人は集まってる(密集)、空調はあるけど窓はない(密閉?)、
隣の席の人とは密接もしてるけど、
観劇中に観客は喋りませんよ。←マスクもするよ
不幸なことに、ライブハウスは、この新型コロナ・ウイルス感染症(COVID-19) 感染拡大防止には不利な条件が揃っています。
たいていのライブハウスは狭くて座席が密集してるし、換気の悪い密閉空間、参加者同士が密接して声を上げると飛沫が飛ぶ。ライブではマスクを外して、声を上げたいよね。そりゃそうだ。
大阪市内のライブハウス4店舗で行われた8つのライブの参加者等から、16都道府県83人のクラスター(感染者集団)が確認されたというケース。2月15日に最初のライブが行われ、3月4日に感染が判明。感染経路が追え、3月19日に終息宣言という流れだったようです。
このケースは感染経路が特定されているけれど、日々公表されている感染者数では感染経路が不明なケースが多いようです。大規模イベントや公演などが自粛を余儀なくされてからも感染者は増え続けている。そうすると、やはり社会生活上のなにかの折、満員電車の中とか宴会とかカラオケとか、そういう日常行為の中で感染している市中感染が多い気がします。食べるときにもマスクは外すし話すと目に見えない飛沫は飛んでますからね。
風邪だって罹るとしんどいので、感染者の8割が無症状か軽症とはいえ、罹らないに越したことはないです。いつかは罹るかもしれないけれど、いまは薬もワクチンもないんですよ。クワバラクワバラ。
緊急事態宣言下での☆彡感染予防と感染拡大防止のために
・人との接触機会を最低7割、極力8割削減 →St
・密閉、密集、密接の3つの密を防ぐ→換気の悪い場所で会話するというのがリスク
・自分が感染者かもしれないと思って行動→手洗いの奨励、マスクの着用、うがい
→ ☆彡 一刻も早く感染者の増加をピークアウトさせ、減少に転じさせる
St
この感染症の「終息」にはまだ時間がかかる。どうにもこうにも長期戦のよう。なので、この社会的混乱が早く「収束」すればいいなと考えているところです。