6月1日発売の青弓社『宝塚イズム39』(薮下 哲司(編著)/ 鶴岡 英理子(編著))のお知らせです。見本誌が出来ました。表紙がすっごく素敵なので、本屋さんで見かけたらぜひお手にとって見ていただけると嬉しいです。
宝塚イズム39→青弓社の書誌情報
A5判180ページ並製
定価 1600円+税
ISBN978-4-7872-7420-5 C0374
書店発売予定日 2019年06月01日
- 巻頭は星組トップコンビ紅ゆずると綺咲愛里の退団特集。
- 小特集は美弥るりか、七海ひろきの退団と愛月ひかるの組替え。
- 公演評(下記の目次参照)
- OGインタビューは、ミュージカル『エリザベート』のお稽古中のちゃぴ様、愛希れいかさんです。
【5月新刊】薮下哲司/鶴岡英理子編著『宝塚イズム39』;星組生え抜きトップコンビの紅ゆずる・綺咲愛里に惜別を贈る特集、月組・美弥るりか、星組・七海ひろき、宙組・愛月ひかる3人への「ありがとう」をつづる小特集、愛希れいかロングインタビューと充実! #宝塚歌劇団https://t.co/KG1tcf6Gsg pic.twitter.com/qPf25anaIM
— 青弓社 (@seikyusha) 2019年5月23日
私は、紅さんとあーちゃんの退団特集、七海退団、公演評「ファントム」と「霧深きエルベのほとり」/「ESTRELLAS」の原稿を書いています。
退団については、個々で色々思いがあるだろうとは思うのですが、私はタカラジェンヌのご卒業を、人生の第二章にむけて笑顔で送り出したい派です。ケース・バイ・ケースではありますが。
七海ひろきさんの卒業(退団)に際しては、東京公演千秋楽でしか泣かなかったんですが、はや再始動が発表され、Instagramも好調で、25日にはWOWOWで宝塚プルミエールのナレーターで登場。ここに至るまで個人的には色々ありましたが、これからがとても楽しみです✨。
美弥るりかさんは、(お茶会情報によると)美弥ちゃんなりの踏ん切りをつけられたようなので、千秋楽までひとまず見守っていきたいと思っています。お風邪に気をつけて!(れいこちゃんも怪我を治して。代役の皆様もセルフケアしてくださいね)。
専科異動の愛月ひかるさんは、星組全ツを見た限りでは前向きに進んでいるなぁと思ったし、初めての特出で星組に来てくれて、下級生を見てくれてありがとう♡という気持ちなので、積極的に経験を増やして宙組に何らかの形でリターンしてくれると嬉しいです。
紅さんとあーちゃんのご卒業も応援していきたいです。
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目次
特集 さよなら紅ゆずる&綺咲愛里
10月13日付での退団を発表した星組生え抜きトップコンビの紅ゆずる・綺咲愛里。紅は長身と華やかな容姿、王道からコメディーまでの幅広い演技力、独自のスター性で、綺咲は屈指の美貌と高レベルの演技やダンスで、それぞれファンを魅了して星組を紅色に染め上げた。特集では、同時退団する2人に感謝と惜別を送る。
- はじめに 宝塚のスターになるために生まれた美形コンビ、紅ゆずる&綺咲愛里 薮下哲司
- 演劇の神様をほほ笑ませた唯一無二――すべてが規格外だったトップスター・紅ゆずるに寄せて 鶴岡英理子
- 幸福な星組トップコンビに敬愛と感謝を込めて 宮本啓子
- 究極のコメディジェンヌ!――紅子は劇場でもあの世でもぶち生かす! 永岡俊哉
- 綺咲愛里――新分野のかっこかわいい娘役 木谷富士子
小特集 美弥・七海・愛月、105周年の決断
小特集では、退団や異動を発表した月組・美弥るりか、星組・七海ひろき、宙組・愛月ひかる3人それぞれの決断に迫って、心からの「ありがとう」と今後へのエールをつづる。
- 美弥と七海を「記憶」に刻み、愛月の武者修行を応援する春 水野成美
- 美弥るりかの退団に思いを寄せて 岩本 拓
- Dearest 七海ひろきへ。十六年間お疲れさまでした。ありがとう 宮本啓子
- 優しさがにじみ出る芝居巧者・愛月ひかる――専科で大輪の花を! 永岡俊哉
公演評2018・11―19・4
花組『CASANOVA』
限りある時を共に生きる――現花組の集大成としての『CASANOVA』 増田のぞみ
人生には恋と明日海が必要だ 木谷富士子
月組『夢現無双――吉川英治原作「宮本武蔵」より』『クルンテープ――天使の都』
お披露目と退団公演と考えなければ…… 岩本 拓
後半が見応えあり! 武蔵の心の成長の物語 永岡俊哉
雪組『ファントム』
傷の痛みを歌いながら生きる青年の物語 宮本啓子
『ファントム』が問うもの 大越アイコ
星組『霧深きエルベのほとり』『ESTRELLAS――星たち』
宝塚歌劇百五周年によみがえった宝塚の不朽の名作と星々がきらめくショー 宮本啓子
初恋の喜びと哀しみ 大越アイコ
宙組『オーシャンズ11』
安定感と安心感がある好舞台 薮下哲司
対談 スター主演公演が集中したこの半年 二〇一八年十一月―一九年四月の外箱公演 薮下哲司/鶴岡英理子
新人公演評2018・11―19・4
エネルギッシュでレベルが高い新人たちの躍動!――宝塚大劇場篇 永岡俊哉
宝塚の財産演目が並んだなか、伝統を咀嚼し未来につなぐ新人たちの活躍――東京宝塚劇場篇 鶴岡英理子
OG公演評2018・10―19・4
さらなる広がりを見せる宝塚OGたちの多彩な活躍!――関東篇 鶴岡英理子
『ベルサイユのばら』四十五年祭にOGが集結!――関西篇 薮下哲司
OGロングインタビュー 愛希れいか――夢を与え、夢をかなえてくれた宝塚から、いま新たな舞台へ! 聞き手/橘 涼香