リピートして、ようやく目が慣れたプロローグの紫と黃色のお衣装。Fan-Fan-Fan Fancy Guy♪というプロローグのテーマソングは好きなんだけれど、宝塚歌劇のショーにしては盛り上がらないな。どうしても、「これ、早霧せいな・咲妃みゆのトップコンビお披露目公演なんだよね!?」と思って、もにょってしまう。
※1月2日にロビーで行われていたたオケ演奏
咲妃みゆの持ち味として連想するキーワードは、「可憐」「キュート」「柔らかさ」などで、今回のショーから連想する「アダルト」「耽美」「退廃的」「蠱惑的」とは違うんだよな。かといって、早霧せいなに、「アダルト」「耽美」「退廃的」「蠱惑的」がぴったりかっていうと、もにょる。(→訳:似合わないわけではないけれど、ぴったりでもない)
咲妃みゆは歌えるし、踊れる娘役なのに、長所を活かした場面が欲しい。早霧とみゆちゃんが、二人で踊っていたのに、引き裂かれるという場面が第12場「ヘル!」や第15場「星は光ぬ」の2回もあって、解釈に困る。大事なことなので、もう一度書くと、今回は「早霧せいな・咲妃みゆのトップコンビお披露目公演」なのであるよ。
どうも、「トップコンビ」の認識がファンと演出家?で乖離があるような気がしてならない。
退団の夢乃聖夏と組替えで来て雪組子として初めての舞台となる望海風斗は、早霧せいなの両脇に立つ場面が何度もあり、押し出しの強いともみんと、歌うまのだいもんが組んで、ちぎを囲むとこうなるのかって、そういう意味でのお得感は満載だった。
- 大ちゃん(鳳翔 大)ときんぐ(蓮城 まこと)が、元気に客席降りをしていて、この二人の元気さに励まされる。
- 大ちゃんのお茶会情報では、大ちゃんがソロで歌い出すシナトラ・メドレーが中詰らしい。みんな、ソロで歌い継ぐので、手拍子や拍手がしにくい中詰になってしまっていて、盛り上がりにかけてしまった。
- なぎしょ(彩凪 翔)が、歌にも個性も出せるようになって、かなり骨太になってきた。
- ちょっと気になっているのが、咲ちゃん(彩風 咲奈)で、すこーし精彩を欠く?